第32軍司令部壕保存・
公開基本計画検討委員会
第32軍司令部壕は、戦争の残酷さを知るとともに、平和の大切さを学ぶ平和教育の場としても貴重な戦争遺跡です。戦後80年近くが経ち、戦争体験者の証言を直接聞くことが難しくなることから、物言わぬ語り部である戦争遺跡の活用が求められています。
沖縄県は、沖縄の歴史と風土の中で培われてきた平和を希求する「沖縄のこころ」を広く国内外へ発信し、アジア・太平洋地域における平和発信拠点の形成及び、沖縄戦の実相と教訓の次世代への継承を進めるため、令和5年7月に定めた第32軍司令部壕保存・公開基本方針に基づき、第32軍司令部壕保存・公開基本計画を策定することとしています。
同基本計画を策定するにあたり、課題や対応方針について意見を聴取するため、関係する各分野の有識者計13名で構成する検討委員会を設置し、また検討委員会の下に平和発信・継承検討グループ、技術検討グループを設置し、計7回程度の会議を開催することとしております。
【第32軍司令部壕保存・
公開基本計画検討委員会 委員】
※令和6年8月1日現在
◎沖縄戦研究分野:吉浜 忍(新沖縄県史編集委員会委員長)
・文化財/展示施設分野:平良 次子((公財)対馬丸記念会対馬丸記念館館長)
・平和教育分野:内山 直美(豊見城市立豊崎中学校教頭)
・平和ガイド分野:仲村 真(沖縄県平和祈念資料館友の会事務局長)
・ 平和ガイド分野:大田 光(一中学徒隊資料展示室解説員)
・経済/観光分野:下地 貴子((一財)沖縄観光コンベンションビューロー 人材育成センター長)
・ 法律分野:野崎 聖子(うむやす法律会計事務所弁護士、沖縄弁護士会会長)
・DXを活用した情報発信分野:川端 卓(SCSK(株)ビジネスデザイングループ地域共創事業開発部長)
・首里城公園関係分野:湧川 盛順((一財)沖縄美ら島財団理事長)
・応用地質学分野:佐々木 靖人((一財)ダム技術センター審議役兼研究第二部長)
〇地盤工学分野:伊東 孝(琉球大学工学部工学科社会基盤デザインコース教授)
・トンネル工学分野: 小泉 淳(早稲田大学名誉教授)
・建築工学分野:小倉 暢之(琉球大学名誉教授)
※◎は検討委員会会長、○は検討委員会会長代理
第1回検討委員会(令和6年8月1日開催)
次第
1 開会
2 沖縄県知事公室地域外交統括監挨拶
3 検討委員会委員紹介
4 第32軍司令部壕保存・公開基本計画検討委員会設置要綱について
5 会長の選任及び会長代理の指名について
6 今後の委員会の進め方(会議の公開・非公開の審議)
7 第32軍司令部壕保存・公開基本方針について
8 詳細調査結果及び周知啓発に係る取組について
9 フィールドワーク事業及びアンケート調査結果について
10 文化財指定に向けた取組について
11 第32軍司令部壕保存・公開基本計画骨子素案について
12 閉会(事務連絡)
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